歯列矯正は子どもだけが行うものではありません。
大人になってからでも歯並びを治すことができます。
歯列が整い隙間などがないキレイな歯並びになると、審美性が高まるとともに、日常生活における、呼吸・咀嚼(ものを噛むこと)・嚥下(ものを飲み込むことと)が改善され、虫歯や歯周病を防ぐことにもつながります。
歯科矯正のメリット
矯正歯科治療の目的は、審美性および咬合の改善です。
歯列矯正をすると歯並びが良くなり、人に好印象を与えることができます。
アメリカのアルバート・メラビアンという心理学者が発表した「メラビアンの法則」では、人間が他人とコミュニケーションをとるときに、言語・聴覚・視覚の3つの情報のうち、人の印象決めるのにどれが最も影響を与えるかを、実験をおこない明らかにしています。
実験結果は以下の通りです。
言語情報=7%
聴覚情報=38%
視覚情報=55%
表情やジェスチャーなどの視覚情報が与える影響は最多の55%で、笑顔で話すのと無表情で話すのでは、印象がまるで違うという実験結果が出ています。
歯並びを良くすると、口元の外見が改善され、より自信を持って笑顔を相手に見せることができます。
また、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病などを予防でき、咬み合わせも改善されます。
当院では、取り外し可能なマウスピース型カスタムメイド装置(インビザライン )、歯の外側に付ける装置(唇側矯正)など、多種多様な方法で治療可能です。
患者様のご希望に合わせて、最適な治療方法を提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
矯正歯科治療の注意点
矯正歯科治療は、治療期間が長期に渡ることがあります。
定期的な来院における口腔内のケアや、矯正装置を正しく使うことにご協力をいただけない場合には、治療期間がより長くなってしまうことがあります。
特にお子様の場合は、顎骨の成長の予測が難しいため、常に経過を診ながら治療を進めさせていただきます。
また、「歯根吸収(歯の根が短くなってしまうこと)」や「歯肉退縮(歯肉が根尖側に退縮し露出してしまうこと)」が発現してしまうリスクがあります。
こちらについては、治療の開始前及び治療途中に、しっかりと対処させていただきます。
※歯肉退縮が認められる歯については、歯肉を増やす処置を提案させていただく場合もございます。
診査・診断について
矯正歯科治療を進めるにあたり、まずは目指すべき治療のゴールを患者様とともに決めさせていただきます。
一人ひとりの患者様に適した方法を、しっかりと診査・診断させていただいたうえでご提案いたします。
なお、治療を行うための臨床検査・診断資料の分析は以下の通りです。
・口腔内検査(虫歯、歯周病) ・顎と咬み合わせの検査 ・筋機能の検査 ・模型分析 ・頭部X線規格写真の分析これらを総合的に判断し、同意を得た後に、治療を進めさせていただきます。
歯列矯正の方法について
矯正歯科治療の方法は、大きく2つに分けられます。
- マウスピース矯正
- ワイヤー矯正
どちらの治療方法も、歯並びを綺麗にして噛み合わせを正すという目的は一緒です。
それぞれについて、詳しく解説します。
マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、その名の通りマウスピースを使った矯正治療のことです。
1日20時間程度つけていただかなければなりませんが、人と会う時や食事の時は外すことができます。
ただし、ワイヤー矯正と比べると、コントロールが困難になるため、難しい矯正治療などにおいては適応できないこともあります。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットという装置をつけ、そこに通したワイヤーに力をかけて歯を移動させていく方法です。
最近では、装置が透明なものや、歯に近い色のセラミックでできているものが開発されているため、従来のものと比較してすると目立ちにくくなっており、より気軽に行えるものになってきました。
歯科矯正治療は審美性を大きく改善することのできる治療ですが、それだけでなく、将来の自分の口腔内の健康を守るためにも有効な治療です。
当院では初診相談を無料で承っております。
また、当院の矯正歯科の担当は、専門の大学院を出て博士号を取得していますので、歯列矯正でお悩みの方は、ご安心してお気軽にご相談ください。
治療の種類 | 詳細 | 料金(税込) |
---|---|---|
矯正検査・診断 | ¥55,000 | |
矯正治療 | ¥550,000 | |
小児矯正検査・診断 | ¥55,000 | |
小児矯正治療 | 成人矯正に移行する際には、差額分の費用になります。 | ¥330,000 |
※一回の治療につき、処置料が別途¥5,500かかります。