TK海浜幕張デンタルクリニック

精密根管治療

精密根管治療を受けられる患者様への注意事項

精密根管治療は保険適応外治療となります。当院においては保険適応での根管治療も行なっておりますので、ご相談ください。
精密根管治療は、専用器具の使用等で治療の成功率を高めるものであり、100%の成功を保証するものではありません。

可能な限り歯の保存ができるよう研鑽しておりますが、術前の歯の状態によっては、歯の保存が困難な場合もございます(破折、ひび割れなど)。
初診時の検査、その後の診断によってその旨をお伝えさせていただきます。

抜歯と診断された場合も、まずはご相談ください。

「根管治療」とは、むし歯の感染が大きくなり神経まで達してしまった際に、感染してしまった神経を取り除き、可能な限り無菌的な状態にして、薬を詰めるという治療方法です。

精密根管治療 手順

根管治療は、大きく2つに分けることができます。

  1. 神経を取り除き、薬を詰める処置(抜髄)
  2. 根管治療をした歯根が再び感染し、歯根の周囲の骨を溶かして膿が溜まってしまった部分(根尖性歯周炎)を、再び無菌的な状態にする処置(感染根管)

むし歯が悪化してしまい、神経が入っている管で感染が起きてしまうと、感染してしまった神経を取り除く「抜髄」を行います。
この治療で大切なのは、「抜髄」を成功させるということです。
再度感染を起こしてしまうのは、根管内の治療(抜髄)の際に、感染した組織が除去しきれていないことが原因になることも少なくありません。

そして、残念ながら再度感染してしまった場合には、「感染根管治療」という治療が必要になります。

ある報告によると、大学病院を受診した患者さんのX線写真を撮影したところ、根管治療を施した歯の50-70%に根の先の病気が存在したと報告されています。
つまり日本の根管治療における成功率は50%以下と言っても過言ではありません。
(参考:小木曽 文内 「再根管治療を考える」日歯保存誌58(3):179,184,2015 九州歯科大学附属病院保存治療科を受診した患者の確定時診断からみた歯内療法の現状 日歯保存誌 2016; 59:343-350)

そして再治療となると少し厄介で、最初の根管治療(抜髄)に比べ、成功率が著しく下がってしまいます。
アメリカの根管治療専門医であっても、成功率は40~70%程度。
特に難しい部位(上顎大臼歯)に至っては再治療の成功率が15%というデータも報告されています。

このことからわかるように、まずは抜髄を確実に成功させること。
そして残念なことに感染してしまった際には、精度の高い根管治療が実施されることが不可欠です。
(参考:Orstavik D 2007, Setzer FC 2010)

また、感染根管(再度感染)の治療は、抜髄と比べて、成功率が著しく下がってしまいます。

当院では、CT(コンピューター断層撮影)を撮影して、3次元的に根管形態を把握します。
そして、マイクロスコープマイクロスコープ専用器具を用いて治療を進めます。

マイクロスコープ専用器具には、さまざまな種類があります。

樋状根やMB2、フィンやイスムスといった特殊なむし歯の形態に合わせて器具を使い分けることにより、汚染物質や感染歯質を最適な方法で取り除くことができます。

これらの治療方法で、歯質の削除量を最低限に抑えることができます。
歯質の削除量を抑えることにより、歯の強度をできる限り低下させることなく、将来の「歯根破折」発生のリスクを低下させ、歯の寿命を延ばすことができます。

もちろん、再度感染してしまった場合にも、精度の高い根管治療をご提案させていただきますので、ご安心ください。

精密根管治療の症例一例

樋状根(C-Shape)

樋状根 精密根管治療
樋状根 精密根管治療

MB2(隠れた根管)

MB2 精密根管治療
MB2 精密根管治療

フィン・イスムス

フィン イスムス 歯科


これらの歯根の形態は、治療が難しいと言われています。

しかし、決して珍しいものではありません

これらの治療には、「MTAセメント」という最新の根管充填剤(歯根の薬)を用います。
MTAセメントによって、難度の高い歯根形態であっても、緊密に歯の根管内を薬で満たすことができます。

MTAセメントは、硬化することで歯(象牙質)に近い硬さになります。
そして、非常に封鎖性がよく、抗菌性を合わせ持ち、歯の強度の向上にも期待ができるという特徴があります。

これまでは、歯の根管内に「ガッタパーチャ」というゴム製の材料を詰めていました。
この治療方法は、150年というとても長い歴史がありましたが、「MTAセメント」が登場したことにより、歴史的な革命が起こりました。

MTAセメントにより、治療が難しかった「パーフォレーション(根管孔とは異なる部分に穴が空いてしまった状態)」も、状態によっては治療が可能になりました。
また、根尖が空いてしまっている「Open Apex」においても、現在では確実な方法で治療ができるようになりました

現在では、より重度な症状にも対応でき、残せる歯が多くなっています。
諦めずに、まずはお気軽にご相談ください

精密根管治療と通常の根管治療の違い

精密根管治療 通常の根管治療
マイクロスコープの使用 あり
根管内を直視しながら、細菌感染している部位のみを選択的に除去することができる。
なし:
盲目的に処置するため、感染歯質を取り残しても気がつかない。
マイクロ器具の使用 あり
緻密な作業ができるため、余分に歯を削らずに済む。
なし:
針のような器具のみ。円形にしか削れない。
根管充填材の違い MTA
生体材料と言われ、生体と馴染みが良く、優れた抗菌性を持つ。
歯根破折を防止する。
ガッタパーチャ:
ゴム製の材料で封鎖する。
土台 グラスファイバー
適度にしなる材料のため歯に負担をかけない。
歯根破折を防止する。
金属製の土台:
歯よりも硬いため、歯への負担がかかる。

ラバーダムについて

ラバーダム 歯科

「ラバーダム」とは、ゴムのマスク状のものを、金具を使って歯の周りに固定をし、処置を行う歯を細菌や唾液などの水分から隔離するための治療法に用いられます。

ラバーダムは、コストや時間、手間が多くかかってしまうため、現在の日本の歯科医療において使用頻度は決して高くありません。
しかし、ラバーダムを用いることにより、治療の成功率を高めることができます
「歯髄温存療法」や、「精密根管治療」など、より感染に対して注意しなければならない処置や、高度な接着処理においては、使用の有無によってその後の治療成績や、長い目で見た時の再感染リスクが大きく異なります。

当院では、感染に配慮が必要な処置や高度な治療など、必要と考えられる処置においては、必ずラバーダムを使用しております

診察費用

初診相談
¥3,000(税別)
CT撮影
¥10,000(税別)
精密根管治療
前歯:¥60,000(税別)
小臼歯:¥80,000(税別)
大臼歯:¥100,000(税別)
処置料:¥3,000(税別)/1回
外科的歯内療法
¥100,000(税別)
※土台(ファイバーポスト)費用を含みます。補綴(被せ物)費用は別途かかります。

当院では、1本でも多くの歯を、健康的に残せるよう尽力しています。

歯が悪くなってしまった背景には、「咬み合わせ」「歯周病」「歯ぎしり」「食いしばり」など、さまざまな原因があります。

再発を防ぐためには、根本原因の究明が大切です。
根本原因の解決策についても、しっかりとご説明をさせていただきます

状況により抜歯をお勧めすることもありますが、理由なく抜歯をご提案することはありません。
患者様にとって有益な治療を、分かりやすくご説明させていただきます。

まずはお気軽にご相談ください。

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